残念過ぎる出会い

友人が出会い系で知り合った彼女を連れてきた時は失礼なが
ら大爆笑させていただきました。

あいつに彼女? まさかそんな、と疑いながらもどこか悔しい気
持ちを持っていたのは今でも忘れません。そして友人が連れて
きたその彼女を見た瞬間、祝福どころか同情すら覚えてしまった
のです。

なんと表現したらいいか分かりません。
言うなら、どこかの国の貴重な建造物、とでも言いましょうか。
私達は内緒で彼女のことを「モアイ」と名づけた。

友人を誘うときでもメールで「モアイktkr」という文が見えたら、
何をしている時でも慌てて遊びに行くようにしていました。ファ
ミレス行って隣同士の席になり、「あ~ん」している姿は笑い
を堪えるので死ぬかと思いました。

しかし、いつも仲良く本当に幸せそうだったので、私達は彼
女の名前を「モアイ姫」と改名。敬うことにしました。

そんなある日、モアイ姫から私に電話がありました。
声は本当に可愛かったのですが、顔のインパクトが強すぎ
てついつい吹いてしまうことも。

で、彼女は僕に言いました。

「わたし、あなたの事を好きになったみたいなの」

背筋がゾッとしたので何も言わずに電話を切ってしまった
のを覚えています。

出会いというのはどこでどうなるのか分かりません。

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